2023年度県・静岡市・浜松市人事委員会勧告

静岡市は9月20日、浜松市は9月29日、県は10月13日に、それぞれ人事委員会勧告が出されました。勧告内容は次の通りです。

<静岡市人事委員会勧告>※静岡市の教職員の月例給は県に準拠しているため、以下の内容は直接反映されません
〇月例給…民間給与より3,772円(1.01%)下回っているため、若年層に重点を置き、改定率を逓減させる形で引上げ改定
〇ボーナス…0.10月分引上げ4.50月分(期末手当、勤勉手当に均等配分)
<浜松市人事委員会勧告>
〇月例給…民間給与より2,949円(0.80%)下回っているため、初任給をはじめ若年層に重点を置いて引上げ改定
〇ボーナス… 0.10月分引上げ4.50月分(期末手当、勤勉手当に均等配分)
<県人事委員会勧告>
〇月例給…民間給与より3,169円(0.84%)下回っているため、若年層に重点を置き、全ての級・号給において引上げ改定
〇ボーナス…0.10月分引上げ4.50月分(期末手当、勤勉手当に均等配分)

全ての人事委員会勧告で、月例給は若年層に重点を置き、全世代での引上げ勧告となりました。また、ボーナスについても同じく0.10月分引上げとなりました。

月例給は今年度の4月にさかのぼって変更されるため、例年は県・静岡市が12月、浜松市が11月にその差額が支給されます。

また、ボーナスが引き上がるときには勤勉手当に配分されていましたが、今回期末手当にも配分されたことにより、産休中、部分休業中の方にも反映されることになります。

多忙な学校現場で働く教職員にとって十分な引上げとは言いがたいものの、2年連続の引上げ勧告は評価できます。静教組は人事委員会勧告を尊重(「人勧尊重」と使うことが多いです)する立場から、今回の勧告内容については受け入れていきます。今後は、任命権者である静岡市、浜松市、県の各教育委員会が勧告に即した条例案を議会に提出するよう、確定期交渉に臨んでいきます。

詳しい勧告内容は、各人事委員会のホームページをご覧ください。

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