AEU教育体験視察と交流の旅~学校訪問編~

8月16日(土)~22日(金)にオーストラリア教育体験視察と交流の旅が行われ、組合員6人、佐野愛子県議とともに、メルボルンを訪れました

《目的》

学校訪問やオーストラリア教育組合(AEU)ビクトリア支部との教育交流を通して、オーストラリアの教育システムや教育内容等を学んだりしながら視野を広げ、参加者自身が豊かな体験を得ることで教職員としての力量を高める

学校訪問では、小学校(North Melbourne Primary School)中学校(Buckley Park College)を訪れました

《小学校(North Melbourne Primary School)》
《校舎》
○2つの校舎が隣接
○5階建ての新校舎で1~2年生、築150年の1階建ての校舎で3~6年生が生活
○新校舎は、アボリジニ(ファーストネイションズ)の文化をモチーフにして設計
○子どもたちがファーストネイションズの文化に慣れ親しむことができる工夫
○ユニセックストイレが設置されており、性別や障害等に関わらず、誰もが同じように施設を利用できる工夫
《学習》
○小学校は第二言語を学ぶことが義務づけられている
○North Melbourne Primary Schoolではオーストラリア手話を学んでいた
言語学習を通して、聴覚障害をもった子どもたちや支援を必要とする子どもたちが共に学び、生活することを実現する先進的な教育が行われていました

また、訪問時はブックウィークが実施され、本を読んだ感想を絵や文章で表現する活動が行われていました

子どもたちは思い思いに描き、表現活動を楽しみ、教師は必要に応じて個々に子どもたちを支援する姿が見られました

中学校(Buckley Park College)

《学習》

○第二言語として日本語、ドイツ語を選択制で学習

《校内施設》

○図書館には「まんがコーナー」があり、日本の漫画を英語で読むことができる環境が整えられている

中学校では、子どもたちのウェルビーイングを大切にした学校教育が行われていました

学校評議会では教職員、保護者、地域住民、生徒会が学校の課題について協議する機会が設けられており、学校に関わる全ての人たちによって、よりよい学校づくりが行われていました

また、学校見学には生徒会の3人が同行し、学校生活や授業内容などについて丁寧に説明してくれました

3人とも自分の理想の将来像を描きながら、充実した学校生活を送っている様子がうかがえました

見学後には、教職員、生徒会の3人で教育課題等について意見交換を行い、オーストラリアの教育について理解を深めました

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