第2019号2017年12月25日
第2回静岡県三者連絡協議会 開催 子ども・保護者・教職員 互いの接し方を見直そう

11月30日(木)、静岡市立葵小学校を会場に、第2回静岡県三者連絡協議会が開催され、静岡県PTA連絡協議会から11人、静岡県校長会から7人、静教組から9人の計27人が参加しました。

会場校の山田欣也校長から学校の概要や地域の様子についての説明を受け、校舎内見学・授業参観を行った後、「子ども・保護者・教職員…互いの接し方を見直そう」をテーマに分散会を行いました。分散会では、子どものほめ方を中心に、子どもとの接し方、保護者と教職員の連携について話し合いました。

静岡県三者連絡協議会とは…

静岡県の教育のあり方について話し合い、よりよいものにしていくために、1998年に発足した会です。現在、年2回開催しており、子どもたちが生き生きと活動できる学校を創りあげるための手だてや、各地域や学校で保護者や地域の方々と教職員が対話と交流を深める具体的な方策を話し合っています。三者とは県PTA連絡協議会、県校長会、静教組のことです。第1回は6月に開催されました。(クリエイティブ6月25日号参照

【分散会で出された意見】

  • 親として子どもをほめたいと思うが、つい厳しい言葉で叱ってしまう。もっと心にゆとりをもって子どもと接し、長所を伸ばすような声かけをしたい。
  • 最近、子どもを守ろうとしすぎる場面が多く見られる。子どもが成長していくには、成功体験や失敗体験等さまざまな体験が必要である。
  • 子どもは失敗から学ぶこともたくさんあるが、現在は失敗が許されない社会になっている。失敗はいつかプラスになると思えるような社会にしたい。
  • 子どもをほめた時に、素直にうれしいと思ってくれるような接し方をしたい。子どもをほめる言葉やほめるタイミングにも気を遣っていきたい。
  • 子どもの健やかな成長のためには、親、祖父母、学校、地域等、子どもをとりまく環境にいろいろな場面があることが大切である。
  • 子どもをほめるだけでなく、叱ることも必要である。大切なことは、子どもを認めるということだと思う。
  • 子どもの成長には、それぞれの立場での役割分担が必要である。そのためには情報を共有し、何ができるのかを考え行動していかなければならない。今後も学校・家庭・地域の連携を深めていく必要がある。

静教組は、今後も三者連絡協議会を通して、子どもたちが生き生きと活動できる学校を創るための手だてや、保護者や地域の方々と教職員が対話と交流を深める具体的な方策を話し合っていきます。