第1897号2012年11月25日
子どもたちの笑顔を守りたいから… 友に学ぶ、共に学ぶ TOMO-KEN
第4回TOMO-KEN(日教組青年教育実践交流集会)開催

10月13日(土)・14日(日)に日本教育会館にて、約250人の青年部員が集い、第4回『TOMO-KEN(トモケン)』が行われました。『TOMO-KEN』は、リポートの報告会ではなく、参加者の悩みや不安・疑問を議論するなかで解決を図っていくことに力点を置いています。静教組からは6人の参加者が日頃の実践をもち寄り、議論に参加しました。

今回の『TOMO-KEN』は、「子どもが主役の学校・学級」「子どもへの支援・対応」「学習支援」「地域・保護者との関わり」「子どもを中心に考える平和・人権・環境」「子どもを支えるための環境・職場づくり」の6テーマ、21分科会に分かれ、熱い議論を交わしました。その内容は、それぞれの分科会ごとテーマに沿った提言としてまとめられました。

これからの教育、そして組合活動の中核を担う青年部員が、子どもたちのことや教育課題について語り合うことで、個々の課題解決に向けた方策を得るだけでなく、「組合員相互のつながりのよさ」を実感できる有意義な交流集会になりました。

=青年の提言(分科会まとめより)=

子どもたちの表れの多くは、心に抱える不安から生まれている。学校での心配事かもしれないし、家庭での愛情不足かもしれない。

今、そのような子どもたち、保護者を目の前にしている私たちができることは、まず「子どもたちを見ていこう」ということである。当然であるけれども忘れがちなこのことを大切にしていかなければならない。目を見て話す、子どもの表れの背景をみる、子どもたち一人一人を気にかける、楽しい学校を作りだす。そういうとりくみをして、不安を抱える子どもたちに「安心」を作ることを第一としたい。

そのためにも私たちは、一人だけで抱えず、担任、学年部、養護教諭、管理職と連携し、語り合い課題を共有できる、民主的な学校組織を作っていくことが大切である。