第2027号2018年4月25日
第5次静教組男女共同参画推進行動計画を策定しました!

静教組はこれまで、第4次静教組男女共同参画推進行動計画に基づきとりくみをすすめてきました。とりくみの結果、男女共同参画に対する意識の広がりは見られるものの、依然として性別による固定的役割分担が教育活動や職場の分掌、働き方等に残っているという現状があります。また、管理職等の責任ある立場への女性の登用率や意思決定機関への参画率は依然として高くありません。男性の育児休業取得も伸び悩んでいる状況です。学校運営や静教組運動を活性化していくためには、男女が共に参画し、互いの意見が反映されるバランスのとれた組織の中で、それぞれの個性や能力を発揮することが重要です。そのためには女性も男性も積極的な意識改革を行い、実践につなげることが必要です。

これらを踏まえて、静教組は、男女がともに個性や能力を発揮できる社会の実現をめざし、2018年4月に、第5次静教組男女共同参画推進行動計画(2018〜2020年度)を策定しました。「組織づくり」「学びづくり」「職場づくり」の視点に分け、今後3年間でとりくむ内容や目標値を示しました。これに基づき、2018年度は、啓発リーフレットを作成するなどして、積極的な周知に努めます。

本部、単組・支部、分会が一体となり、男女ともに具体的なとりくみをすすめていきましょう。


推進行動計画の内容を一部紹介します

(円グラフは2017年度静教組調査より)

【組織づくり】

会議終了時刻の明記と厳守ができているか。

  • 男女の意見が共に反映されるバランスのとれた参画に努める。
    • 単組・支部定期大会参加者 … 女性参画50%をめざす
  • 誰もが無理なく参画できる環境整備を図る。
    • 会議の開始時刻の配慮、終了時刻の明記と厳守

【学びづくり】

全分会において、男女共同参画に関する授業を行ったか。

  • ※ジェンダーの視点で教育活動全般を見直す。
  • 全分会において、男女共同参画に関わる授業実践を行う。

※「男は仕事、女は家庭」のような社会的につくられた考えが、性別による固定的役割分担意識および偏見・性差別等につながっている場合があり、これらが社会的につくられたものであることを意識して物事を見直そうという視点。

【職場づくり】

性別による固定的役割分担をなくすためのとりくみをすすめたか。

  • 職場の中から性別による固定的役割分担をなくすとりくみをすすめる。
    例えば…
    • 音楽主任や卒業証書授与の補助は、女性教職員が行うと思われている。
    • 休日の部活動や生徒指導等の時間外業務を任されるのは男性教職員が多い。