第1975号2016年2月25日 
やってみる! 継続していく!  〜第2回男女共同参画推進委員会 開催〜

1月23日(土)、静岡県男女共同参画センターあざれあにおいて、第2回男女共同参画推進委員会が開催されました。各支部から、推進委員として男女1人ずつが参加しました。

全体会では、男女共同参画小委員会からの提案と支部からの実践発表を行いました。

基調提案 「男女共同参画推進のこれまでの課題と今後の方向性について」

固定的な性別役割分担をなくすとりくみの必要性やジェンダーの視点に立った授業の意義を改めて確認するとともに、支部として次年度のとりくみにどのようにつなげていくのかなどについて提案されました。

実践発表(1) 全国教研発表リポート 湖西支部 清水亮二さん 小松尚子さん

「両性の自立と平等をめざす教育」分科会で発表された湖西支部の研究として、「教職員の意識の確立」「子どもの意識と行動する力を育てる教育活動」「家庭や地域への啓発」を視点に、具体的なとりくみが発表されました。

実践発表(2) 支部における実践 清庵支部 竹中覚さん 渡邊恵理さん

支部の各会合で、学校で見られる固定的な性別役割分担意識の例を劇にし、組合員の男女共同参画に対する意識の啓発を図った実践が紹介されました。

提案 「男性教職員の育児に係る休暇制度の取得に向けて」

新たに作成した啓発資料をもとに、育児参加休暇や配偶者出産休暇等の周知や取得しやすい職場づくり、男性が育児に関わる意義などについて提案されました。

分散会では、全体会での提案・発表を受け、支部としてどのようにとりくんでいくかについて意見交換を行いました。また、支部の男女共同参画推進委員会としてのこれまでのとりくみや現状を振り返り、次年度にどのようにつなげていくかについて話し合いました。

【参加者の声】

  • 子どもの意識だけでなく、教員や保護者の意識を少しでも変えていくために、湖西支部の行政との連携や清庵支部の劇の実践はとても参考になった。
  • 男女共同参画を推進する具体的な手だてを提示してくれたことで、今後のとりくみの見通しをもつことができた。本来、男女差を必要以上に意識しないことが大切だが、現状においては社会的・歴史的環境に基づく男女差が根強いので、様々な対象に様々な手だてで訴えていく必要があると感じる。
  • 休暇制度についての周知を図っていく必要性を感じた。また、職場全体の協力体制を強化していくとりくみを支部として考えていきたいと思う。これからのとりくみのアイデアもたくさんもらい、支部として引き継ぐことがわかったのが収穫だった。

※男性教職員の育児に係る休暇制度についての啓発資料は、こちらで見ることができます。