第1963号2015年8月25日
県政に届けよう 県民の声 「豊かな教育環境の実現を求める署名」

▲2015年度版教育署名

静岡県では、「静岡式35人学級編制」等の様々な教育施策により、子どもの学びに関わる環境は少しずつ改善されてきています。しかし、教育現場をとりまく課題は未だに山積しており、多様化がすすんでいます。静教組では、2003年度より「豊かな教育環境の実現を求める署名」を連合静岡と連名という形ですすめてきました。連合静岡は様々な産業別組織によって構成される労働団体ですが、教育に関する課題は社会全体の課題であるということから、連合静岡を通して教職員以外の方々からも署名の協力をいただいています。

昨年度は、各分会でのとりくみの他、退女教(静岡県退職女性教職員の会)や退教協(静岡県退職教職員連絡協議会)、連合静岡等の各団体の協力により、246,631筆が集まり、それをもとに県知事や県教育長へ要請を行いました。

県民の声は、県政を動かします。わたしたち静教組は、2015年度も「豊かな教育環境の実現を求める署名」にとりくみます。全組合員のとりくみにより、豊かな教育環境を実現させましょう。

2015年度の要望事項(要旨)

  1. すべての小中学校において、30人以下学級を実現すること。
     静岡式35人学級における下限設定の撤廃 担任外教員不足の解消
  2. 様々な課題に対応できるよう、人的措置の充実を図ること。
     特別支援教育支援員、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等の配置拡充
  3. 県内における「子どもの貧困」の実態を把握し、その対策を講じること。
  4. 総合的な職業観・勤労観を育むための労働教育を推進すること。
  5. 非構造部材(天井、外壁、内壁、照明器具、窓ガラス等)の耐震化に努めること。