
第1927号2014年2月25日
男女共同参画社会の実現をめざして
第2回静教組男女共同参画推進委員会開催

2月8日(土)、県男女共同参画センターあざれあにおいて、「男女共同参画に向けたとりくみの工夫と推進体制づくり」をテーマに、第2回静教組男女共同参画推進委員会(推進委員長:水野晃さん〔志太支部〕)が開催されました。各支部から、推進委員として男女1人ずつが参加しました。
全体会では、学習会を中心として基調提案から始まり、実践報告、講演が行われました。
基調提案では、「2013学校現場をジェンダーの視点で見直すための調査報告」から、学校における男女共同参画推進の状況が説明されました。今後の各支部及び分会でのとりくみが明確化されました。
実践報告では、磐周支部の海野秀美さんから「一人一人の個性や能力を十分に発揮できる社会をめざして」と題し、支部での男女共同参画推進のとりくみについて報告がありました。子どもの発達段階に応じた目標の設定や市参画センターの活用など具体的なとりくみ、そしてリポーターとして参加した全国教研で感じたことも踏まえ、子どもたちだけでなく、保護者、家庭の意識を変えるジェンダーの視点で教育を考えていくことが大切であると述べました。また、沼津支部の大島ゆかりさんからは「支部における行政との連携」について報告がありました。支部から行政への積極的な働きかけから、各学校で男女共同参画のとりくみが行事として位置づけられるまでの経緯などが具体的に伝えられ、各支部がとりくみをすすめる上で大変参考になりました。
講演では、講師として静岡県くらし・環境部男女共同参画課の田中清子さんをお招きし、「行政と学校との連携について」という演題で講演をいただきました。「本当にできているかな?!学校における男女共同参画」「できることは身近にある!!手の届くところにあるおいしい教材」「教材開発に役立つもの・場所」「互いに手をつなぎ合ってパワーアップ!!」など興味を引くタイトルに加え、プレゼンを活用しながらの分かりやすく歯切れの良い口調に参加者は皆、講演にくぎ付けでした。副読本をはじめとした各種資料やファシリテーターの方々の紹介など、中学校の教員出身ということもあり、学校現場の実態に即したすぐにでも実践できるものばかりでした。
前半の最後は、委員会事務局から支部の推進体制づくりに向けての提案がありました。2014年度の支部推進体制を考える際の参考となるよう、組織づくりの重要性や推進方法が示されました。
後半は、事務局の提案を受け、3つのグループで分散会が行われました。各支部でのとりくみ状況を報告し合うとともに、今後のとりくみについて意見交換をしました。
参加者の感想
- 男女共同参画の研修の際、切り口になるような窓口を紹介していただき、大変ありがたいと思った。早速資料を取り寄せたいと思います。
- 普段意識せず行っていることも、男女共同参画という視点から見つめ直すと、とても深い意味があります。支部で広めていけそうなもの、学校で広めていけそうなものを考えていきたいです。わかりやすい学習会でした
- 分散会では、各支部のとりくみが参考になりました。大きな花火を打ち上げるのではなく、小さい所から視点を変えるとりくみ(1分会1テーマ等)が、継続されれば大きな力となりますね。
