第1851号2010年12月25日
すべての子どもたちに「生きる力」を 教育環境の設備を県に要請


▲丸山経営管理部長に署名を 手渡す加藤委員長

11月25日(木)、静教組は「子どもたちのために豊かな教育環境の実現を求める要請行動」を行い、組合員、保護者、連合静岡、議員など、70名の方が参加しました。この要請行動は、21世紀を生きる子どもたちのために、豊かな教育環境の実現を求め、静教組がとりくんでいる様々な運動の一環として行っているものです。

まず、加藤典男静教組執行委員長から、「教育がいかに重要であるかは、共通のテーブルで話せることである。その条件を整えることが静岡県の発展につながるだろうと確信している。」とあいさつがありました。そして、加藤委員長から丸山康至県経営管理部長へ、県下から集まった253,070筆の請願署名が手渡されました。丸山経営管理部長からは、「多くの方々の思いがこもった、重みのある署名である。厳しい県の財政ではあるが、メリハリをつけ、必要なところに予算をつけていきたい。」との言葉がありました。

その後、それぞれの立場の代表が実際に直面している現場の実態を踏まえ、県経営管理部長、県教委教育次長をはじめ県当局関係者に対して、教育環境のより一層の充実を要請しました。

要請内容

  • 静岡式35人学級編制の拡充・条件整備(30人以下学級の実現)
  • 小学校低学年学級支援充実事業の成果と拡大
  • 特別支援教育の充実
  • スクールカウンセラーの成果と拡大
  • 学校統廃合の課題
  • 複式学級編制基準の引き下げ
  • 読書活動推進のための諸施策の充実
  • 外国人児童生徒に対する日本語教育の充実
  • 新学習指導要領に対応するための人的措置と教育環境整備
  • 職業観・勤労観を育む教育の推進
  • 市町単独による諸施策への財政的支援