
第1846号2010年10月10日
少人数学級・定数改善に向けて パブリック・コメントにとりくもう
学校現場の声が政府を動かします
文部科学省は、8月27日、「新・教職員定数改善計画(案)」を発表しました。少人数学級、授業時数増等に対応するため、2011年度から2018年度までの8年間に51,800人の教職員を増員(純増19,400人)するという計画です。そして、初年度である2011年度の小学校1・2年生の35人学級実現に向けた定数改善分として、8,300人の教職員増の概算要求を行いました。
ただ、今回の定数改善に関わる予算要求について、文部科学省は「元気な日本復活特別枠」に要望しています。1兆円強の「特別枠」に対して、各省から約3兆円にのぼる多くの事業の要望が集まりました。今後、認める事業と認めない事業の振り分け作業が行われることになっており、定数改善が認められるかどうかは厳しい状況です。
政府は、この振り分け作業の参考とするために、一般から広く意見を募集する「パブリック・コメント」を行っています。寄せられた意見は、世論として政策決定に大きな影響を及ぼします。定数改善計画(案)の初年度分を「特別枠」に盛り込み、政府予算案として確定させるために、多くの意見をパブリック・コメントに寄せることが大変重要なとりくみになります。数が力になります。期限が迫っていますが、可能な限りパブリック・コメントへの参加をお願いします。
パブリック・コメントへのとりくみ方法について
意見は内閣官房のホームページに記載するか、ホームページからダウンロードした提出用紙に記載し、FAXか郵送をしてください。
- FAX・郵送による提出は…
- (1)下記PDFファイルによる提出用紙をダウンロードし、印刷してください。
http://seisakucontest.kantei.go.jp/pdf/fax_form.pdf
(2)用紙に記入後、下記あて先へお送りください。
FAX:03-3592-2301 内閣官房副長官補室(政策コンテスト担当)あて
郵送:〒100-8968 東京都千代田区永田町1−6−1
内閣官房副長官補室(政策コンテスト担当)あて - ホームページからの提出は…
- ホームページからの提出は…
(1)下記ページからユーザー登録をします。(ユーザー登録後に返信がきます。そこにあるURLにアクセスすると登録が完了します。)
https://seisakucontest.kantei.go.jp/login/user.php
(2)下記ページにアクセスし、ログイン後にご意見を記入して送信します。
▼小学校1・2年生における35人学級の実現【事業番号1903】
http://seisakucontest.kantei.go.jp/project/detail.php?t=1903 - 〈意見を記載するポイント〉
- 学校における現状や実情、厳しい現場実態にふれて、少人数学級と教職員定数改善がいかに必要かを訴えてください。
・子どもたちの現状や学校現場の状況について
・少人数学級の実現による子どもたちの学習面・生活面における効果について - 〈とりくみ期間〉
- 10月18日(月)まで
- 〈留意点〉
- ・意見は個人名で送付してください。
・自宅のパソコン等、個人のアドレスから送信してください。
日教組から、全組合員に「日教組教育新聞号外」が配布されていますので、参考にしていただき、ぜひとも力強いとりくみをお願いします。
学校現場の声で政府を動かし、定数改善を実現させましょう。
