
第1838号2010年6月10日
スクラムを組み合い 力を合わせよう 第97回静教組定期大会

5月27日(木)、第97回静教組定期大会が静岡県男女共同参画センター「あざれあ」で開催され、2010年度の運動方針・予算などが承認されました。大会には、日教組から中村讓中央執行委員長、来賓として連合静岡会長吉岡秀規さん、県P連会長山本光廣さんなど34名の方をお迎えし、各支部からは代議員253名(内女性78名、女性参画率31%)が出席しました。
加藤典男執行委員長は、あいさつの中で、「ポスト現代社会は支えあう社会である。子どもを中心に、保護者、PTA、地域の方々の参加と協力が得られる運動をすすめていきたい。大人にも子どもにもチャンスはあり、経済力の差がそのチャンスを奪ってしまわないよう、連携できる方々とともに広い視野をもって助け合い、力を合わせていこう。組合とはスクラムを組み合うことだ。未来に責任を果たしたい。」と熱く訴えました。また、日教組の中村中央執行委員長から、「社会全体の民主化が日教組運動であり、民主化とは多様な価値観を認め合い、尊重し合うことである。活動スローガンの『平和・人権・環境・共生』に『共助』を加えて活動していく。」という力強い連帯のあいさつがありました。
2010年度運動方針の質疑・討論では、「教員定数改善」「学校運営見直し改善」「労働安全衛生体制の確立」「組織基盤の強化」などについて質問や意見が多く出されました。子どもたちのためによりよい教育を、また、私たち教職員がやりがいをもって働くためのよりよい労働条件をもとめて、活発な議論が交わされました。大会の終わりには、「職務・職責に見合う処遇、定数改善」「教育改革へのより一層の世論形成」「生き生きと働ける職場の実現」などの内容を盛り込んだ大会宣言が採択されました。
