
1832号2010年3月10日
保護者・地域・学校でコミュニケーションをとりあって
第3回三者連絡協議会開催
2月25日(木)静岡県教育会館において、第3回三者連絡協議会が開催されました。全体会において趣旨説明の後、4つのテーマ別分科会でそれぞれ意見交換をしました。以下は4つの分科会のテーマと話題となったことの抜粋です。
テーマ1 学力向上について
〜家庭でできること 学校でできること〜
学ぶことは生きることにつながる。一面的に知識がついただけにとどまってはいけない。学力を支えるのは安定した「心」。家庭では、自分を受け入れてもらえる安心感が必要。保護者が求める学力と学校が求める学力にずれがあってはいけない。学校では、様々な考えを聞き、失敗を繰り返しながら正解を求めていく。高校に合格する力だけを求めているわけではない。
保護者の仲間づくりが子どもの仲間づくりにつながる。周りの大人が良い姿を見せないと良い子どもは育たない。
テーマ2 子ども、保護者、教職員の関わり
〜子どもと保護者 子どもと教職員 教職員と保護者等〜
保護者は保護者の役割を、教職員は教職員の役割を果たし、コミュニケーションをとることで信頼関係を築くことができる。また、保護者とコミュニケーションをとるためには、教職員が子どもを理解することが必要。
子どもを通したやりとりをする中で、保護者同士が親密になれることもある。保護者同士のネットワークの中で保護者も成長していかなければならない。
テーマ3 教育環境I
〜少人数学級 安全防災対策 自然環境教育 等〜
学校や子どもの実態に合わせて柔軟な対応ができる少人数学級になるとよい。共通理解の上で三者で要請していくことが大切。
安全防災対策では、学校でやることと地域でやることがある。PTAとして学校と地域をつなげていきたい。自然環境教育では、保護者と地域と共につくりあげる活動にしていくことが必要。
テーマ4 教育環境II
〜問題行動・・いじめ 暴力 有害情報 安全 保護者、教職員の課題 等〜
携帯電話による出会い系サイト、ゲーム、プロフ、メール等が学校でも問題になっていて、いじめにつながることもある。携帯電話会社との連携、学校側のチェック、家庭でのルール作り等が必要。
保護者、教職員、子どもそれぞれにコミュニケーション能力を高めていくことが必要。学校の中にこの三者連絡協議会のように、互いに話し合える場を作っていくと互いの立場への理解が深まり、より良い学校をつくっていけるのではないか。
