
第1830号2010年2月10日
豊かな教育環境の実現を求め要請 約25万筆を川勝県知事に
12月9日(水)、静教組加藤執行委員長は、豊かな教育環境の実現を求め、連合静岡吉岡会長、佐野県議会議員らとともに知事要請を行いました。
「30人以下学級の実現」「100%耐震化の早期完結」「新たな学習内容に対応できる条件整備」等、教育環境整備を求めた署名活動においては、県内各地で多くの方々にご賛同いただき、247,428筆を集めることができました。
冒頭、加藤委員長は、「県民の皆さんから賛同を得て集めた署名です。さらなる教育条件整備をお願いします」と集約した署名を川勝知事に手渡しました。さらに、「静岡式35人学級編制では、まず中3さらに小学校への拡大を推進してほしい。100%耐震化は命に関わる重要課題である。地域防災拠点の面からもすすめてほしい」と強く訴えました。吉岡会長は、「連合と一緒に教育条件整備の署名をしているのは、静岡県だけである。静教組は、へき地や外国人の様子など学校現場を見せてくれる。現場を見てわかることがある」と豊かな教育環境の充実を求めました。
それに対し、川勝知事は「学校現場で静岡式35人学級編制を必要としているのはどこか、現場の声を大切にして、段階的に実施していきたい。耐震化については、すぐにでもとりくまなければならないことであり、前倒しで実施中である」と話しました。
佐野県議からも、私たちの代表として、「この署名は、子どもたちの豊かな教育環境を求める県民の総意である。安心して子育てができる環境を整えてほしい」と、署名した方々の思いを知事に訴えました。2月中旬から始まる県議会に向けて、静岡式35人学級編制の中3・小6への拡大、小1支援の小2への拡大についての予算案が示されています。
