第1812号2009年5月10日
静教組 こんな活動をしています
保護者・県民のみなさんと共に運動を展開します

学ぶ喜び・希望あふれる教育の実現をめざします

教育研究静岡県集会

教育研究活動は、現場における教育実践を交流し合い、その成果や課題等を検証し、教育改革に向けた運動を具体的に提起する場となります。

10月末には県内教職員が集まり、教育実践を交流し合う「教育研究静岡県集会」を開催しています。

2008年度は特別分科会を含む計26の分科会に2日間でのべ約1,460人が参加し、県内各地から集まった270本のレポートをもとに、各分科会で熱心な討論を行いました。

組合立教育研究所

県下各地の現場教職員と、大学教授等の共同研究者による研究委員会が組織されています。静岡の教育をどう発展させるかという視点で、様々な調査や理論的な検証及び研究を行っています。

教育条件の整備・拡充をもとめます

教育改革キャンペーン活動を展開

静教組は豊かな教育の実現を求め、教育キャンペーン活動を展開しています。2008年度も連合静岡や県政連・推薦議員の協力を得ながら、沼津、三島、静岡、藤枝、浜松において街頭演説並びに街頭署名を実施しました。また、10、11月にはテレビCMを放映するなどして、教育条件整備の必要性を広く県民に訴えました。こうした運動により「豊かな教育をもとめる署名」活動では、約25万筆の署名が集まりました。

教育環境の充実を要請

保護者、教職員、議員、連合静岡のそれぞれの代表が、県総務部長、教育次長、義務教育課長等に対して、現場の実態を具体的に述べながら要請を行っています。2008年度は、「小学校低学年における学級規模の縮小」「中1支援プログラムの拡充」「スクールカウンセラーの拡大」等を強く訴えました。また、連合静岡会長や県議会議員とともに知事への直接要請も行っています。

保護者・県民とともに運動をすすめます

三者連絡協議会

静岡県PTA連絡協議会、静岡県校長会、静岡県教職員組合の代表者が集まり、三者連絡協議会を開催しています。立場を越えた話し合いを通して、子どもたちのためにお互いがどのようなとりくみが展開できるかを確認し合っています。

母と女性教職員の会静岡県集会

この会は「子どもを取り巻く環境、女性を取り巻く環境を少しでも改善したい」という願いが発端となって誕生しました。

2008年度は「子どもたちにしあわせな未来を−守ろう 平和・教育・人権―」をテーマに、沼津市で開催しました。県内各地から保護者と女性教職員を中心に男性の参加も得て、総勢440人が参加しました。分科会では、身の回りで起きている様々な問題について、熱心に意見を交換しました。

共生社会の実現をめざします

オーストラリア教育体験視察と交流の旅

教育組合ビクトリア支部との意見交換会や、学校訪問、ホームステイなどを実施しています。日本とは異なる教育観、教育環境等を実際に見聞し、直接体験することで、教育のあり方を問い直したり、自分自身を見つめ直したりすることができました。

また、9月末から10月初めにかけて教育組合ビクトリア支部教職員が来静し、ホームステイや学校訪問を行い、交流を深めています。

平和学習の旅

「沖縄を知る、戦争を知る、そしてそれが平和教育の第一歩となるものである」という趣旨で始めた「沖縄平和学習の旅」には、これまで約600人の組合員が参加し、平和・人権・環境について学習してきました。報告学習会や授業実践での活用等、様々な形でこの体験を生かしています。

2008年度より、学習地を広島にも求め、これまでの学習を生かし、さらに広げる目的で「広島平和学習の旅」と「沖縄平和学習の旅」を隔年で実施しています。