第1806号2009年2月10日
豊かな教育環境の実現を求め要請 24万余筆を県知事に

12月22日(月)、静教組加藤典男執行委員長は、豊かな教育環境の実現を求め、連合静岡吉岡秀規会長、岡本信也県議会議員、佐野愛子県議会議員らとともに知事要請を行いました。

「30人以下学級の実現」「100%耐震化の実現」「外国人児童生徒に対する支援」等、教育環境整備を求めた署名活動においては、県内各地で多くの方々にご賛同いただき、247,461筆を集めることができました。

冒頭、加藤委員長は学校現場の実情を訴えながら「この署名には県民の願いが込められています。」と集約した署名を石川知事に手渡しました。その後、吉岡会長は、学校訪問を終えての山間部の学校の様子や民間企業の社内研修に触れながら、豊かな教育環境の充実を求めました。また、加藤委員長は「国の予算状況は厳しいが、人づくりは国の発展のための事業である。」と教育予算拡充や教育条件整備を重ねて要請しました。

それに対し、石川知事は「学校現場の状況を踏まえ2年間に渡り議論されてきた学校教育具現化委員会からの提言を県としても実現できるよう予算配分を考えていきたい。」と話しました。

岡本県議、佐野県議からも、現場実態にもとづく予算拡充を求め、署名した方々の思いを知事に訴えました。現在、県内全中学校の1、2年生に「静岡式35人学級編成」の導入等が検討され、2月中旬から始まる県議会では、この予算審議が行われる予定です。