第1803号2008年12月25日
豊かな教育環境の実現を求めて

▲藤原総務部長に署名を手渡す加藤委員長

静教組では、21世紀を生きる子どもたちのために、豊かな教育環境の実現を求め、様々な運動にとりくんでいます。そのうちの一つとして、11月27日(木)、「子どもたちのために豊かな教育環境の実現を求める要請行動」を行いました。

今日の教育において必要なことは、自ら考え判断する力や想像力の育成といった「生きる力」を育むことと、学校・家庭・地域が一体となり社会全体で子どもたちを育てることです。

しかし、すべての子どもたちに「生きる力」を育む学習を保障するための教育環境が、十分整備されているとは言えません。子どもたち一人一人の個性や発達段階に柔軟に対応できるような教育環境の整備は喫緊の課題です。また、最近では、外国人児童生徒への対応や特別支援教育の充実等、新たな教育課題にとりくむ必要が生じてきています。子どもたちの学ぶ権利を保障するために、教育条件を整えることは大人として社会としての責務です。

県下各地より集まった24万筆余の請願署名を提出するとともに、保護者、教職員、議員、連合静岡のそれぞれの代表が、現場の実態を具体的に述べながら、県総務部長、教育次長、義務教育課長をはじめ県当局関係者に対して要請を行いました。

要請内容

  • 小学校低学年における学級規模の縮小 (30人以下学級の実現)
  • 「小学校1年生学級支援事業」の成果と拡大
  • 中学校1年生支援プログラムの成果と拡大
  • 特別支援教育の充実
  • スクールカウンセラーの効果と拡大
  • 読書活動推進のための諸施策の充実 (学校図書館司書の充実)
  • 学校施設の100%耐震化の推進
  • 学校の安全対策の強化 (不審者対策・通学路の安全対策等)
  • 職業観・勤労観を育む教育の必要性
  • 複式学級編制基準の引き下げ
  • 外国人児童生徒に対する日本語教育の充実 等