身近な言葉が素直に言えるといい
下田市立稲生沢小学校 5年 鈴木 拓海

 ぼくが、どうして「身近な言葉が素直にいえること」が大切だと思ったかというと、ぼくには、「ありがとう」や「ごめんなさい」などのあたりまえのちょっとした言葉がすごく重要な言葉だと思えるからです。
 ぼくは、友達に「ありがとう」といわれると、すごくうれしくて、温かい気持ちになります。他にも、「いいね」や「がんばれ」などもいわれると、
(大変だけど、やってみよう。)
(かんばってよかったな。)
と思えます。
 社会の中では、犯罪をしてしまう人や自殺をしてしまう人がいます。きっとどちらも大変なことやつらいこと、不満があったからだと思います。その人たちも、そんな罪を犯したり、命を落としてしまったりする前に、身近な人たちから、
「ありがとう。」
と感謝されたり、
「がんばっているね。」
と認められたりしたら、もしかしたらもう少しがまんもできて、まだがんばれたのかもしれないなぁと思います。だからぼくは、物を拾ってもらったり、遊びにさそってもらったり、ちょっとしたことでも素直に
「ありがとう。」
と言いたいです。友達にも、
「いいね。がんばっているね。」
としっかり言葉にして伝えたいです。
 国語の授業の中で、地域の人とのあいさつについてみんなで考えることがありました。知らない人に話しかけられたら、きんちょうするし、逃げてしまうかもしれないと言う人もいましたが、あいさつも元気にすると、お互いがすがすがしい気持ちになると思うのであいさつの言葉も大事にして、友達だけでなく、他学年の人や地域の人にも、自分からあいさつをするようにしていきたいと思います。
 クラスでは、毎日の帰りの会で「よいことみつけ」をしています。その日にがんばっていた友達のことや友達にしてもらってうれしかったことを発表しています。ぼくも給食当番の手伝いを進んでしたときに、友達から認めてもらえてとてもうれしかったです。ぼくも友達のよいところを見つけて伝えるようにしていきたいです。逆に、友達からいやな呼び方をされたり、悪口を言われたりしたときはとても悲しい気持ちになります。友達がいやなことを言われているのを聞くのもつらいです。だからぼくは、どんな言葉が相手をきずつけてしまうのかをできるだけ考えて、やさしい言葉を使っていこうと思います。
 今は、コロナウイルスのえいきょうで、いつもマスクを付けていて口元が見えないけど、言葉でなら感情が伝わります。顔があまり見えない今だからこそ、よけいに言葉で伝えていく必要があります。ぼくは、これからも自分の考える「いいことば」を素直にたくさん言いたいと思います。

友達に認められたり温かい言葉かけをたくさんしてもらったりした経験から、日頃使う言葉の重要性に気づくことができましたね。これからの生活の中で、周囲の人の心がぽかぽかするような声かけを続けていってほしいです。その積み重ねが、みんなを幸せにすると思います。