第2138号2023年1月25日
2022年度の静教組立教育研究所の活動を紹介

教育研究所は、1975年に設立し、今年度創立48年目となります。「憲法・子どもの権利条約に基づいた研究をすすめる」「教育のあり方に関する理論的研究や今日的な教育課題についての実践的な研究にとりくむ」を方針として研究をすすめています。大学教員を共同研究者や研究協力者として迎え、組合員の中から選ばれた所員とともに2年間研究を推進しています。

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これまで発行された所報・レポートはHPから見ることができます。研究所各委員会での研究を授業実践でぜひご活用ください。また、共同研究者がおすすめする書籍を貸し出しています。貸し出し本の詳細は、HPをご覧ください。

未来の教育を考える会

「コロナ禍をとおして見えてきた学校・家庭・子どもの姿」をテーマに
教職員と保護者が語る!!

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  • 保護者の意見を聞いて、改めて学校に求められているものを考えることができました。学校が今後どうあるべきかについて、様々な立場の方と議論することで理解が深まりました。
  • 明確な答えは出なくても議論できる環境があることに大きな意味があると感じたので自分の学校の教職員の間でも話題にしていきたいと思いました。
  • 新しい視点をいただけたことをうれしく思います。

調査研究委員会

コロナ禍の学校について実態調査
県教研全体会にて結果報告・所報発行

〜コロナ禍における学校教育活動の見直しと学校の実情〜

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昨年度ご協力いただいた実態調査から、コロナ禍がはじまった2020年度の学校行事の実施または中止について、市町教委からの一斉要請はほとんどなく、各学校での判断に委ねられたことがわかりました。また、授業時数の不足分を補うとりくみについては、市町教委からの要請と回答した学校は約35%でした。他にも各地域・学校における意思決定のプロセスや実施内容・方法等の実態が明らかになりました。

分析結果は、所報を通して組合員の皆さんに発信します。また県教研全体会(2月12日開催)で発表するとともに、シンポジウムを開催し、結果をもとに様々な立場方による討論を行う予定です