第2135号2022年12月10日
育児に関わる休暇制度を一部紹介 〜誰もが働きやすい職場環境に向けて〜

男性の育児休業や育児のための短時間勤務制度については、「取得しにくい」という声を聞きます。そのため静教組では、誰もが働きやすい職場環境の実現に向け、休暇制度の周知、代替教職員の確保等を県教委、静岡市教委、浜松市教委に要請しています。今回は、実際に取得した方の例を紹介します。

男性の育児休業 (2021年度取得者 県域3人、静岡市7人、浜松市4人)

調査結果のグラフ

2022年10月より、育児休業を1人の子について2回まで取得することができるようになりました。1年交代で育児休業するなど、夫婦で子育てに参加しやすくなっています。また、性別を問わず、対象者全員への育児に関する休暇の周知が義務付けられました。

育児のための短時間勤務制度 (2021年度取得者 県域3人、静岡市2人、浜松市0人)

制度内容
対象:
小学校就学の始期に達するまでの子をもつ教職員
申請:
年度開始の1か月前まで(代替教職員を探すため、早めの相談が必要)
その他:
養育する時間が夫婦で重ならなければ、夫婦で同時に取得が可能
勤務形態は次の4つから選ぶ(期間は1月以上1年以下)
  1. @ 月〜金 3時間55分ずつ
  2. A 月〜金 4時間55分ずつ
  3. B 勤務日が週に3日
  4. C 勤務日が週に2日と1日は3時間55分

調査結果のグラフ

部分休業という代替教職員を必要としない制度もあります。性別を問わず、1日において2時間を超えない範囲で取得が可能です。