第2129号2022年9月10日
子どもたちのゆたかな学びの実現に向けて!
2022年度「豊かな教育環境の実現を求める署名」

静教組では、2002年度より静教組全組合員のとりくみとして「豊かな教育環境の実現を求める署名」活動を展開してきました。2003年度からは、連合静岡と連名という形をとり、これまで累計で4,663,725筆を積み重ねてきました。昨年度は、各分会でのとりくみの他、連合静岡、各教育事業団体、退女教(静岡県退職女性教職員の会)、退教協(静岡県退職教職員連絡協議会)等の協力により、234,504筆が集まりました。また、それをもとに県知事や政令市長、県及び政令市教育長へ要請を行いました。

静教組は、2022年度も「豊かな教育環境の実現を求める署名」活動にとりくみます。全組合員でとりくみ、豊かな教育環境を実現させましょう。

  1. 子どもたちのゆたかな学びを支えるために、教職員の配置を拡充すること

    県内においては、県・政令市独自の少人数学級編制を始めとして、様々な教育施策が推進されています。しかし、小学校高学年における教科担任制やICT機器を活用した教育の推進など、子どもたちの学びの充実が求められる中、教職員数は十分とはいえない状況です。

  2. 子どもや保護者に対する心理面・福祉面へのサポートや、外国にルーツをもつ子どもへの日本語指導などを充実させるために、専門的なスタッフの配置を拡充すること

    いじめ、虐待やヤングケアラー、子どもの貧困など、専門的なスタッフや機関の支援を必要とする子どもや保護者が増えています。また、外国にルーツをもつ子どもは年々増加しています。学校において日常的に対応できるスタッフの拡充が必要です。

  3. 子どもたちの命を守り、学びの充実を図るために、総合的な教育環境整備をすすめること

    感染症や自然災害等から子どもたちの命を守り、学校生活を継続させることは大切です。また、タブレット端末等を活用した授業など、時代に即した教育の推進が求められます。施設・設備の充実や継続的なサポート体制の構築が必要です。

  4. 子どもたちに総合的な職業観・勤労観を育むための教育を推進すること

    人口減少や産業構造の変化がすすむ中、子どもたちが就きたい職業を見つけたり、働くことの意義を学んだりすることは、小、中学校での学びにおいても大切です。県内企業や労働者と連携した体験活動や出前授業等の推進が求められます。