
第1952号2015年3月10日
男女共同参画社会の実現をめざして
2014年度第2回静教組男女共同参画推進委員会開催
2月14日(土)、県男女共同参画センターあざれあにおいて、第2回静教組男女共同参画推進委員会が開催されました。各支部から、推進委員として男女1人ずつが参加しました。
全体会は、基調報告から始まり、講演、提案が行われました。
基調報告では、2012年度から2014年度までの3年間でとりくんできた「第3次男女共同参画推進行動計画」について、支部や分会、組合員を対象に行った調査をもとに、これまでの進捗状況が報告されました。「組織づくり」「学びづくり」「職場づくり」の領域ごとの報告がなされました。

講演では、講師として沼津工業高等学校教諭の勝又 洋さんをお招きし、「男性家庭科教員から見た男女共同参画」という演題で、講演をいただきました。家庭科という教科を通して、男女が協力して生活していくことの大切さを伝えたり、数少ない男性家庭科教員として、「家庭科=女性教員」のような性別役割意識を変えていこうとしたりするなど、男女共同参画の視点での授業実践を紹介していただきました。資料として、教室にいる高校生の声も紹介していただき、以前に比べて現在の子どもたちは、男女間に見られる仕事や家事に対する考え方について柔軟であり、差も小さくなっていることを実感しているとのことでした。育児休業を取得したときの苦労や、仕事と育児の両立のための工夫など、ご自身の体験を基にしたお話は説得力があり、参加者からも大変好評でした。最後に、今後も授業を通して子どもたちに様々な価値観を提示し、子どもたちにとって将来の生き方の選択の幅を少しでも広げていきたいという思いを聞かせていただきました。
提案では、男女共同参画推進委員長の原 欣嗣さん(浜松支部)より、2015年度から2017年度の3年間でとりくむ「第4次男女共同参画推進行動計画」について、ポイントや具体的なとりくみについての提案がありました。
後半は、3つのグループに分かれて分散会が行われました。各支部でのとりくみ状況を報告し合うとともに、今後のとりくみについて意見交換をしました。
