
第1951号2015年2月25日
子どもたちの未来は教育の中にある!
日教組第64次教育研究全国集会開催 静岡から97人が参加

6日(金)から8日(日)の3日間、山梨県において日教組第64次教育研究全国集会が開催され、のべ1万人の教職員や一般参加者が集いました。静岡県からは、第64次教育研究静岡県集会の各分科会において選出された25人の全国教研リポーターが、全国の仲間と実践交流をしました。。
<全体集会> 6日(金)午前
○加藤良輔中央執行委員長 あいさつ(抜粋)

「障害」があることが特別なことではなく、日本語を母国語としない子が特別なのではありません。一人一人の子どもが多様性をもっており、その誰をも排除することなく、その多様性の関わりの中で、人は学び育っていくのだということを、私たちはしっかりと肝に銘じておく必要があるように思います。私たちは日常の実践の中で、そのことを常に問い直さなければなりません。その道筋は、すべての人を「個人」として尊重していく民主主義社会の原点ですし、インクルーシブな社会を築いていく基礎だと思うのです。

○記念講演「無条件の生存の肯定」
雨宮 処凛さん(作家・活動家)
日教組教育文化局長の山本さんがインタビューし、雨宮さんがそれに答える形ですすめられました。主な内容を紹介します。
- 格差や貧困、生きづらさや働きづらさの問題を抱える子どもや若者が置かれている現状
- 自己肯定感や社会・他人への信頼感をもつ重要性の再確認
- 無条件に存在が肯定される社会の実現に向け、教育において重要なことは何か
<分科会> 6日(金)午後、7日(土)、8日(日)午前
教科別、教育課題別の25分科会で、全国の教育実践の発表や活発な討論が展開されました。リポーターは静岡のとりくみを発信するとともに、質疑討論に積極的に参加し全国の仲間と交流することで、研究を広めたり深めたりしました。また子どもを主体とした静岡の教育実践は高い評価を受けました。
支部役員の参加や一般参加も多く、静岡県から総勢97人の参加がありました。また、「外国語教育」分科会において鈴木博久さん(磐周支部)、「数学教育」分科会において小林冬樹さん(清庵支部)、「自治的諸活動と生活指導」分科会において川合雅哉さん(駿東支部)が司会を務めました。
