
第1941号2014年9月25日
身近なことから男女共同参画を考えよう!
第1回男女共同参画推進委員会 開催


9月6日(土)、静岡県教育会館において、第1回静教組男女共同参画推進委員会が開催され、各支部2人の推進委員が参加しました。
(議事)
組織確立に関する件の提案があり、原欣嗣さん(浜松支部)が男女共同参画推進委員長に選出されました。また、活動方針が承認され、「第3次静教組男女共同参画推進行動計画」に基づいたとりくみの推進等が確認されました。また、2015年度に向けて、第4次推進行動計画の策定をすすめていくことも確認されました。
(学習会)
今回は、男女共同参画を分かりやすく、楽しく伝えたいと県内各地で活動しているSWOSの会の大国田鶴子さんと下位桂子さんをお招きしました。「女だから、男だから」と題した劇を上演していただき、教室や職員室で見られそうな男女共同参画に関わる問題提起をしていただきました。身近な出来事から男女共同参画について考える視点を持つことができ、日頃の言動や固定観念を見つめ直すよい機会となりました。また、読み聞かせをしていただいた絵本「へんなの(作:中山千夏)」は、すぐにでも教室の子どもに読んであげたいと好評でした。
(分散会)
3つの分散会に分かれ、各支部における第3次静教組男女共同参画推進行動計画の進捗状況やとりくみをすすめる上での課題等を話し合いました。
=参加者の声=
- 分かりやすい劇を見せていただき、男女共同参画のことが自分の中に落ちたような気がします。自分自身の中に刷り込まれた「男だから、女だから」という意識を少しずつ変えていかなければならないと感じました。絵本も早速学校で読み聞かせてみようと思います。
- 子どもたちは無意識のうちに「男だから、女だから」という考え方を身に付けてしまっているなと感じることがあります。その時に「そうじゃないよ。」と教えることも教員としての役目なのかなと思います。劇と読み聞かせでいろいろと考えさせられました。子どもたちとも、ぜひ考えてみたいと思いました。
- 私たちの中には、無意識に「男だから、女だから」という部分がたくさんある。それが行動や態度に表れてしまっている。やはり、「これはどうなのか。」と気付かされる機会がなければ、そのまま過ぎてしまうことが多いので、今回のような考える場や機会が増えていくとよいと思いました。
- 男女共同参画は、誰もが関わる大切なことなのに、つい後回しになってしまっているのかなと思いました。各支部のとりくみを教えていただき、支部での活動をもっと充実させていきたいと思いました。
- 支部ではこれまで女性部が中心となってとりくんできましたが、男性を巻き込んでとりくんでいく工夫が必要だと感じました。また、意識を変えていくために青年部への啓発を行う機会を持っていきたいと思いました。
- 県から募集のあった啓発素材(標語やイラスト)は、意欲的にとりくんでくれる分会が多かった。このようなところから少しずつ広めることができればと思う。
- 男女共同参画の考え方は、性別や障害の有無などにとらわれずに一人一人が活躍したり、自分らしく生きたりする社会をめざすとりくみの一つであり、「人権」がベースにあるということを学びました。
