
第1940号2014年9月10日
核も戦争もない平和な21世紀に!
被爆69周年原水爆禁止世界大会 広島・長崎
被爆69周年を迎えたこの夏、原水爆禁止世界大会が広島(8月4〜6日)、長崎(8月7〜9日)で開催されました。
静教組からは広島大会に山本敦史支部長(沼津支部)と野村昌宏副執行委員長(本部)、長崎大会に原欣嗣書記長(浜松支部)と吉田明生副執行委員長(本部)が参加しました。
世界には、1万6千発を超す核兵器が存在します。被爆者の高齢化がすすむ中で、核兵器廃絶の根拠となってきた被爆者の悲惨な体験談を未来にどう語り継いでいくのかが大きな課題となっています。両大会では、総会、分科会、平和行進等を通して、核兵器廃絶と平和な社会の実現に向けての課題を学び、参加者一同、平和への誓いを新たにしました。
戦争の惨禍が再び繰り返されることのないよう、平和な社会の実現に向けて今後もとりくみをすすめていきます。
参加者の声
【広島大会】
戦後69年が経過しても、8月6日を迎えると自然と涙があふれてくるという女性の話を聞く機会がありました。どれだけ強烈に記憶に刻まれた恐ろしい体験であったかを想像させます。それは、「教え子を再び戦場に送るな」の言葉の通り、自分のかかわった子どもたちが、このような悲惨な原爆の被害に巻き込まれるようなことは絶対にあってはならないという思いを強くさせるものでした。
原爆の恐ろしさや戦争の悲惨さを風化させるようなことは決してあってはなりません。今回の広島大会に参加することで、罪もない人々の命を奪い、多くの人たちを悲しみのどん底に突き落とす戦争の悲惨さについて、改めて考える機会をいただくことができました。
山本敦史さん(沼津支部)
【長崎大会】
被爆者の方と直接話したり映像を観たりする中で、戦争・核の恐ろしさと不条理を、私なりのリアリズムとして体感することができました。戦後69年、被爆者の高齢化がすすむ今、私たちに課せられた使命はその事実、思いを確実に次世代へつないでいくことだと思います。
無垢な子どもまでをも絶望の底にたたき落とす戦争。日本を、戦争のできる国に戻してはいけません。「教え子を再び戦場に送るな」を強い意志としてもち続ける大切さを改めて感じました。
また、高校生国連平和大使・核廃絶1万人署名実行委員の若き存在も心強く感じました。貴重な機会を与えていただき、ありがとうございました。
原欣嗣さん(浜松支部)
