静岡県教職員組合

豊かな教育環境の実現を求める署名

新型コロナウイルス感染症の分類が2類から5類に引き下げられ、社会や経済活動は以前のように戻りつつあります。学校においても感染対策は緩和されてきていますが、素顔を出すことをためらったり、向き合って食べる給食になじめなかったりするなど、心への影響が根深く残っている子どももいます。また、仲間とかかわりあいながら学ぶ場としての学校の必要性が再確認され、学びの充実が求められる中、法律で定められた定数での教職員配置がされていない状況もあります。

子どもの実情をつぶさにとらえて対応していくためには、学校だけでなく社会全体で子どもの学び・成長を支えていく必要があると考え、以下のことを求めます。

要望事項

  1. 子どものゆたかな学びを支えるために、教職員の配置を拡充すること

    小学校高学年の教科担任制の充実、子どもの多様な学びに対応するための学び方支援員など、子どものゆたかな学びを継続するための人的配置を必要としています。また、多くの教職員による子どもへのかかわりは、学習の充実だけでなく、子どもが安心できる学校生活につながるため、教職員の十分な配置を求めます。

  2. 子どもや保護者に対する心理面・福祉面へのサポートや、外国にルーツをもつ子どもへの日本語指導などを充実させるために、専門的なスタッフの配置を拡充すること

    いじめや虐待、ヤングケアラー、子どもの貧困など、専門的なスタッフや関係機関の支援を必要とする子どもや保護者が増えています。また、外国にルーツをもつ子どもは年々増加しています。学校において日常的に対応できるスタッフの拡充が必要です。

  3. 子どもの命を守り、学びの充実を図るために、総合的な教育環境整備をすすめること

    感染症や自然災害等から子どもの命を守り、学校生活を継続させることは大切です。また、タブレット端末を活用した授業など、時代に即した教育の推進が求められます。他方で、施設・設備の充実や継続的なサポート体制の構築も必要です。

  4. 子どもに総合的な職業観・勤労観を育むための教育を推進すること

    人口減少や産業構造の変化がすすむ中、子どもが就きたい職業を見つけたり、働くことの意義を学んだりすることは、小、中学校での学びにおいても大切です。県内企業や労働者と連携した体験活動や出前授業等の推進が求められます。

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問い合わせ先

静岡県教職員組合

〒420-0856 静岡市葵区駿府町1番12号
静岡県教育会館3階

TEL 054-255-0156

連合静岡

〒422-8067 静岡市駿河区南町11番22号

TEL 054-283-0105

子どもたちのために豊かな教育環境の実現を

教職員・専門的なスタッフの配置拡充が必要です!

ゆたかな学びを支えるための配置

教職員の配置の充実

子どもと教職員のかかわりが増えることで学習面、活動面ともに、充実した学校生活を送ることができます。

子どもも 保護者も 支援できる体制づくり

スクールカウンセラー

子どもや保護者等の心のケアをします。

スクールソーシャルワーカー

子どもや家庭を福祉にかかわる行政機関等につなげます。

日本語指導等の支援員

外国にルーツを持つ子どもへの日本語指導や校内生活の支援を行います。

安全な学校・充実した学びの保障

タブレット端末などのICT機器を活用した教育の推進には、継続的なサポートが必要です。

どんな時も子どもが安全に過ごせる施設の整備が必要です。

職業観・勤労観を育む教育の推進

体験活動や講話などを通して職業観や勤労観を高めます。

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