第2011号2017年8月25日
専門部NOW 栄養教職員部編

栄養教職員部としての課題 〜少数職種の課題を共有し、ともにとりくむことが大切〜

  • 安全な食の管理、食教育の推進、労働環境の改善のために配置基準の見直し
  • アレルギー対応に関しての県下で統一された指針の策定
  • 学校栄養職員の受験資格年齢の撤廃

栄養教職員の配置基準見直しを!

「義務標準法」により、次のように配置されています。

共同調理場・給食センター 単独校
6001人以上……………3人 550人以上………………1人
1501〜6000人…………2人 549人以下……学校数×1/4人
1500人以下……………1人  

担当する学校数や学級数が多いと、十分な食教育を実践することができません。

多忙な労働環境の改善のためには、配置基準の見直しが必要です。

確実なアレルギー対応が可能となる施設・設備の改善を!

アレルギー対応に関して県下で統一された指針が示されていません。市町で対応が変わることは、子どもたちや保護者が混乱することにもなり、確実なアレルギー対応ができません。また、生活管理指導票が提出され複雑なアレルギー対応を求められても、現在の施設・設備では対応できないことがあります。県内すべての調理場で対応可能な施設・設備の改善が求められます。

学校栄養職員の受験資格年齢の撤廃を!

静岡県における学校栄養職員の受験資格は25歳まで、静岡市は30歳まで、浜松市は28歳までと年齢制限があります。この受験資格年齢の撤廃に向け、人事委員会や県教委に要請していきます。

その他にも課題はあります!

単組・支部委員会や分会会議などで、栄養教職員の現状を話す機会を設けることにより、栄養教職員部の課題を共有することができ、とりくみの強化につながります。栄養教職員にとっても心強いです。