第1995号2016年12月25日
第2回静岡県三者連絡協議会 開催 〜自分と他者を思いやる心を育むために〜

12月1日(木)、静岡市立伝馬町小学校を会場に、第2回静岡県三者連絡協議会が開催され、静岡県PTA連絡協議会から9人、静岡県校長会から7人、静教組から9人の計25人が参加しました。

会場校の小林文人校長から学校の概要や地域の様子についての説明を受け、20分程度の校舎内見学・授業参観を行った後、4つのグループに分かれて分散会を行いました。分散会では、「子どもの心をどう育てるか」をテーマに、それぞれの立場から何ができるかということについて話し合いました。

【分散会で出された意見】

  • 自分を信じる心、自分を認められる心を育てたい。そのためには、他者を尊重し、思いやりの心をもつことが大切。互いにそれができれば、自分の気持ちを尊重できるようになるのでは。
  • 思いやりの心には、他者に対するものと自分自身に対するものがある。他者とのかかわりの中で自己肯定感は育まれる。地域・学校・家庭それぞれが子ども一人一人を認め、想い、見守ること、つまりは愛をもってかかわっていくことが大切。
  • すべての根底になるのは、自分を大切にすること、自分が好きだということ。子どもの姿を認め、愛情を注ぐことが一番大切。最終的には、明確な夢に向かって努力する姿を追求し、自己実現につなげていきたい。
  • 目に見える結果にとらわれ、他者と比較したり比較されたりする中で、親も子どもも心のゆとりを失っている。視野を広げ、心のゆとりをもつことで、自分や他者の良さを見つけることにつながる。そのためには、ほめることや励ますことが大切。

静教組は、今後も三者連絡協議会を通して、子どもたちが生き生きと活動できる学校を創るための手だてや、保護者や地域の方々と教職員が対話と交流を深める具体的な方策を話し合っていきます。