第1979号2016年4月25日
日教組中央執行委員着任にあたって

日教組中央執行委員挨拶

日本教職員組合
中央執行委員
 小山悟

4月から中央執行委員として日本教職員組合に着任しました。教育研究部長を拝命し、教研改革・教育課程・学習指導要領等を担当することとなりました。今後の日本の教育をどのようしていくのかを考えるという重責を与えられ、プレッシャーを感じながらも、自分にできることを精いっぱい努めていかなければとの思いを強くしています。

学校現場では、依然として超過勤務実態が続いており教職員の多忙な勤務状況は改善されていません。加えて、安倍政権からは、「教育再生」の名のもと、「土曜授業」の推進、特別な教科としての道徳、英語の教科化等、次々と学校現場にはなじまない施策が押し寄せて来ています。子どもをとりまく環境に目を向けても、子どもの貧困率は依然として高く、学習権さえも脅かされている子どもたちがいることも確かです。

こうした様々な諸課題を解決していくためには、組合員の皆さま一人一人の力が必要です。皆さまからあげていただく声が大きな力となります。子どもたちのために、そして、私たち教職員自身のためにも思いを声にして発していただければと思っています。

また、諸課題解決のために私たちの声を政治の場へ反映させることは、大変重要なことです。そうした意味でも、今夏行われる参議院議員選挙において、私たち教職員の代表である「なたにや正義」さんを再び国会へ送り出すことは大きな意味をもちます。現在、静岡県内各支部においても、政治参画の重要性の確認が行われている状況だと思います。組合員皆さまのご理解とご協力をぜひお願いいたします。

子どもの未来のため、教職員の未来のために、微力ながら全力で努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。