第1971号2015年12月25日
第2回静岡県三者連絡協議会開催 〜わたしたちが願う子どもの姿とは〜
12月3日(木)、静岡市立城内中学校を会場に、第2回静岡県三者連絡協議会が開催されました。静岡県PTA連絡協議会・静岡県校長会・静岡県教職員組合の3団体から26人が参加しました。
会場校の望月校長による学校紹介を受け、20分程度の校舎内見学・授業参観を行った後、3つのグループでの分散会を行いました。分散会では、『子どもをどんな大人に育てていきたいか、そのために大切にしたいこと』をテーマに、「こんな大人に育てたい」という姿を出し合い、共通点や相違点についてそれぞれの立場からどのようなことを大切にしていくべきか、話し合いました。
第1分散会
- コミュニケーションの基本として、あいさつが大切。子どもは大人があいさつしている様子を見て育つ。
- 親が、優しさや怖さなどの感情を素直に表現することで、子どもたちが状況判断をするようになる。学校や社会の中で正しく判断ができる大人になってほしい。
- 今の子どもたちは、様々な情報ツールに囲まれ、いろいろな情報が入ってくるが、その中から正しい情報を判断する力が必要となっている。
第2分散会
- つながりをもちにくい時代になっていると感じている。「大人をもっと頼っていい」ということを伝えたい。
- 子どもたちに関わり方を教えていない。学校は折り合っていくことを覚える場所である。
- 学校でしかできないことは、集団で学ぶこと、集団を学ぶこと、社会への適応力を身につけることである。保護者とも共有していきたい。
第3分散会
- 家庭でも学校でも「ありがとう」を大切にしたい。子どもたちに「ありがとう」と伝えることで、人の役に立ちたいという大人に育つのではないか。
- 夢を語ることができない子どもたちが増えている。逆に周りの大人が夢を聞こうとしているのだろうか。
- 様々な経験を通して将来の選択肢が増えることからも、「出会い」を大切にしたい。
最後の全体会では分散会の報告を受けながら、それぞれ立場は違っても子どもたちとどう向き合っていけばよいのかを共有することができました。また、今後も保護者、校長、教職員の三者が語り合い、連携していくことの意義を確認することができました。